アロマAEAJ認定校イースターセブン

誰もが生まれた瞬間から成長～老化していくので、加齢・老化の問題は他人事ではありません。少子高齢化・老齢介護も近年の現象です。毎日を楽しみながら、若々しく生活の質を高められるのなら、何にでもチャレンジしていきたいですね。認知症・高齢者への介護アロマテラピー・シルバーアロマの留意点などについて、クローズアップします。

経皮吸収も促す高齢者へのアロマテラピートリートメントを行う場合の留意点は、年齢、感受性、肉体的健康状態、精神的健康状態などの面から、免疫代謝・体力・持病などを考慮することが重要なポイントとなります。

・皮膚の薄さ、敏感さ、代謝能低下を考え、精油は低濃度

・皮膚の薄さ、筋力低下、骨量減少を考え、圧の弱い軽擦法のみ
・体力や免疫低下を考え、トリートメントは短時間（30分が限度）

　高齢者へのアロマテラピー利用法
　　高齢者の方へのアロマテラピー利用法としては、高齢者本人も介護する方々も一緒にアロマタイムを共有しつつアロマテラピー効果を楽しめる方法がよいでしょう。共有することでコミュニケーションもとりやすくなります
・家族や周囲の方も楽しめる芳香浴
・日常活動に無理のない全身浴（沐浴）
・作業療法に入っている清拭法
・温熱効果も活用できる部分浴や湿布法
・セルフコントローールを意識させ自己評価を高めてくれるアロマスプレー
・タッチング効果と経皮吸収効果を活用するアロマオイルでの部分トリートメント（この場合は上記の「高齢者へのアロマテラピートリートメント留意点）」を考慮してください）

「シルバーアロマ」「介護アロマ」と呼ばれる高齢者への精油の選び方
　　ケースにより異なりますが、今、話題の「認知症」を目的とした場合、
・サーカディアンリズムを意識する
・朝昼用と夕夜用のメリハリをつけて、脳や身体にもリズムを思い出させる
・シチュエーションで香りを変化させて飽きさせない
などが選択の際のポイントになります。「朝昼用だけ、夕夜用だけ」でも構わないのですが、朝昼用と夕夜用を併用した方が効果的です。併用した方が神経細胞を活性化、鎮静化ができるのでベストです。もう少し説明すると、

　活動レベルを上げる朝から昼にかけては、
　　　記憶力や元気を司る海馬・小脳扁桃・脳青班などの神経細胞を活性化させ、交感神経を刺激する精油（化学成分アルデヒド系が多い）が適しています。活動的なウォーミングアップホルモンでもあるカテコールアミン等の分泌も促すので、神経とホルモン両方の働きかけでダブル効果。　
（例）ローズマリーやレモン以外にも、
ライム・ペパーミント・レモングラス・パルマローザ・ニアウリ・カユプテ・スパイクラベンダー等

　休息に入る夕方から夜にかけては、

　　　落ち着かせ幸福感を司る縫線核・視床などの神経細胞で鎮静化させ、副交感神経を優位にさせる精油（化学成分エステル系が多い）が適しています。これらの精油は、鎮静的なクールダウンホルモンでもあるセロトニンやエンケファリン等の分泌を促すので、神経とホルモン両方の働きかけでダブル効果。
（例）ラベンダーやオレンジ以外にも、
タンジェリン、カモミール、ローズ、ネロリ、クラリセージ、マジョラム、サンダルウッド、ベンゾイン等

具体的なアプローチの一つとして、「ストレスケア・更年期対策・認知症予防、家族みんなで使えるメリハリアロマ」でご案内した　Morning Aromaスプレーと、Night Aromaスプレーを　おすすめします。効果的なブレンドレシピと使い方を載せてありますので、是非ご一読下さい。

　　　メリハリアロマスプレーのレシピ&使い方は？　⇒　こちら